はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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《第2回》総合的病院誘致計画の断念について市民説明会(市役所)

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 9月6日、市役所5階で、総合的病院誘致計画の断念に関する市民説明会が開かれ、市民は約10人近く、岩室議員も参加しました。市長から断念に至る経緯など説明。その後、市民からの質問と意見が出されました。以下のQ&Aはメモによる概略です。

Q男性 「ベット数に関係ない、(毎年)1億も2億円かかってもいい。(病院なく)市外に30分もかかって通うことになる。若い人(子育て)が困る状況は良くない。病院をつくるべきだ」

A市長 「ニーズ(市民要求)はあっても、病院経営(200床以上)としても、立ち行かなければならないし、市税の有効的な活用を考えて検討したい」

Q男性 「市長の説明はわかる。様々な問題があっても、総合病院を建設してほしい。葉山町の関係をすすめたらどうか?」

A市長 「それぞれ自治体の考えもある中で、葉山町の協力は難しい」

Q男性 「109床から、さらに増床ができなかったことについて、行政は陳謝すべきだ。この間、行政と医師会が敵対してきた。どうして増床できないのか?」

A市長 「病床規模とベットの増減、その配分は、県が設置す推進会議で決まり、広域的な観点から判断される」

A部長 「国の基準で算定すると123床と不足、4/1付で46床は見込めた。しかし、推進会議としては、この地域の増床が認められなかった。その理由は次の2点、①未稼働、休眠ベットが400超え、稼働させることを優先すべきである。②医療従事者(医師・看護師)が不足状態である」

※三浦半島医療保健推進会議」(推進会議)で地域の病床数は決められ、3市1町の行政、横須賀・逗子・三浦などの医師会、病院協会など構成。

★桐ケ谷市長は、基本的に答弁に立ち、市民の中にある病院誘致断念と医療体制への不安解消に向けて取り組む考えについて、次のようなに述べられていました。

「将来の地域医療と在宅医療について、3者(市民、行政、医師会)でしっかり協議、話し合っていきたい」

「これまでの誘致の取組みは、医師会との意思疎通が欠如し、行政と医師会がぎくしゃくしている環境があった」

「これからは医師会と友好な関係を築きたい。お互い理解さえできていれば、物事は前に進んで行く」

「今後の検討では、逗子にとって、必要な医療、その構築に向けて(方針を)導き出していきたい」