はしづめ明子 日本共産党逗子市議会議員
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《第1回》総合的病院誘致計画の断念についての市民説明会(沼間コミセン)

医療-01

 9月5日、沼間コミュニティセンターで、総合的病院誘致計画の断念についての市民説明会が開かれ、市民20人前後、岩室議員も参加しました。最初に桐ケ谷市長から「葵会病院」の誘致断念に至る経緯、そして今後の方針についての説明が行われました。

その後、参加者から質疑・意見では、今回の市長の判断、決断については理解を示す意見が多数出ました。具体の意見では「今後、検討するにあたり、地元自治会や医師会とのしっかり話し合いをしてほしい」「医療環境も変わり、総合的病院より、今後、誘致する場合には、絞り込んだ専門的病院てばないか」「葵会は救急ではなく、誘致断念でよかった。今後は若い人が定住、要求のある病院を考えてほしい」、「市の検討はいつまでか、病院用地の扱いはどうなるのか」、また、「誘致断念事態を延期できなかったのか」「県推進会議がベット増床を認めないことについて、是正をもとめるべきだ」の意見もありました。

 市長からは、「県から葵会に対し、現在確保した109床で病院建設も迫られ、経営上も200床への増床は見込めない中での断念の判断であった」「医療圏の休眠病床があって、新たな増床には至らなかった」「医師会との関係は、現在、話し合いも進み、コロナ対策も進んでいる」「市民の民意も変わり、今後は行政、市民、医師会の三者がしっかり話し合い、検討を進めたい」「市の今後の検討は、5年、10年もかけて塩漬けにする考えはない。市の方針が誘致を辞める、それとも継続、どちらでも決まれば、その方向で具体の検討に切り替えたい」「これまで医師会との話し合いができてこなかった。医師会にも『将来ビジョン検討委員会』が作られ、行政と検討を一緒にすすめることも合意できている」など話しがありました。

いま本当に望まれている医療体制の検討を

 行政による20年を超える病院誘致は4度目の断念に至り、この間、医療環境と市民意識の変化、少子高齢化と人口減少、そして新型コロナ禍、大きく変わる社会経済状況もあって、より慎重で、より深い検討が求められています。

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↑沼間3丁目の病院用地(アーデンヒル団地に隣接地・旧第6小予定地)