米軍の本設小学校が8月6日着工、池子の森のオオタカ営巣地
25日、防衛省南関東防衛局の山本達夫局長が市役所を訪ね、平井市長に池子米軍基地内の本設小学校建設(思いやり予算34億円)について工事着工することを報告しました。計画地の近くには、オオタカの営巣があり、ヒナの巣立ちを確認しだい、工事を進めるというものです。また、南関東防衛局は、市民へ周知としては、「工事着工チラシ」を戸別配布していますが、説明会は行なう予定はありません。工事関連車両は一日最大ダンプ大型50台、小型50台、近隣住民に影響がないわけありません。ところが国の姿勢は、「何かあったら、行って来い」と言うような傲慢な姿勢です。一度、容認してしまえばも、工事の説明もビラ一枚で済まそうということのようです。まったく市民を馬鹿にした話しはありません。
オオタカの営巣があることからも、現在でも池子の森が、自然度が高く、生態系を維持していることを証明しています。しかし、これからも維持できるか、どうかの保障はありません。民主党政権は、池子の森を壊す小学校や米軍住宅の追加建設を直ちにやめるべきです。
平井市長が議員時代に、米軍の小学校計画が浮上し、その時期に一緒に反対の立場で頑張っていたことを考えると、現在の市長の様変わりした態度、政治姿勢については非常に残念な気持ちになります。また、:現在の小田鈴子副市長も米軍住宅反対の緑派の旗手であったことや池子ゲート前で座り込んだことを考えると、残念な話しです。そして、今、どんなに傷ついても、もの言わぬ池子の森は、現在の様子をどのように見ているのでしょうかと考えてしまいます。(岩室 記)
以下の資料は、南関東防衛局から提供された「小学校新設工事について(概要書)」と逗子市内に戸別配布された資料です。